グローバルセキュリティリサーチ

火に油を注ぐ対策

複雑化により負担が増すサイバーセキュリティ戦略


IT セキュリティ部門の責任者によると、企業は基本的な部分に注力する代わりにセキュリティツールの追加に予算を費やすことが多く、結果的にサイバーセキュリティをめぐる環境が複雑化し、管理しづらくなっていると言います。

Fastly は、北米、欧州、アジア太平洋地域、日本において、さまざまな業種の大企業で IT 部門の責任者をしている1,400名以上を対象に調査を実施しました。 その結果、進化し続ける高度な脅威の出現が報告されているにもかかわらず、これらの企業はデータ侵害やマルウェア、フィッシングなどの単純な攻撃を最も懸念していることが分かりました。そして、このような脅威に過剰なテクノロジーをつぎ込んで対応しようとしている姿が浮き彫りになりました。一方、多数のセキュリティツールの管理に限られた時間や予算、人手が費やされ、セキュリティチームは強固なサイバーセキュリティ戦略の基盤となる基本的なことに注力できない状況に置かれています。

主な調査結果は以下のとおりです。

  • サイバーセキュリティに膨大な予算を費やしているにもかかわらず、採用したサイバーセキュリティツールの61%しか完全に有効化/デプロイされていないため、企業は大きなセキュリティリスクに晒されています。
  • 企業が購入、またはデプロイしているセキュリティソリューションの42%が同じ脅威に対する重複した保護を行っており、それらの管理に人手とその他のリソースが無駄に消費されています。
  • IT 部門の責任者の43%が、現在サイバーセキュリティ担当チームには関連するテクノロジーに関する十分な経験が不足しており、重複するソリューションに過剰な投資をしていると回答しています。

今回の調査では、基本的なアプローチに立ち返る必要があることが明らかになりました。このようなシンプルなアプローチにより、役に立つどころか、むしろ障害となるほど不必要に複雑な環境を生み出すことなく、堅牢なセキュリ体制を構築することが可能になります。

レポートをダウンロードして調査結果の詳細をご覧ください。